文化祭・3年生劇 台本暫定版 塾祭2005 :3年生劇 イベント紹介〜東京学生寮 和敬塾東寮〜


 監督・脚本 / 主人公の恋人 / 恋人の母 / 舞台照明 / 最優秀賞 / あらすじ と台本
 

監督・脚本

 

主人公:潤

 

主人公(潤)と恋人(ナオ)

 

ナオ(恋人)の母親

 

主人公と会社の同僚

 

ダイヤモンドは永遠のシンボル?

 

 潤に怒鳴りつける遼と、  止めにかかる樹と真治

 

潤へ語りかける遼。

 

カーテンコール

 

出演者集合写真

 

 

最後の手紙            written by Tadaharu Kawashima

この物語のテーマは、「大切な人を失った時、人は何を想うか」です。

第一幕 会社〜居酒屋 : 現在 

主人公・潤は仕事に一生懸命なサラリーマン。会社付き合いも良すぎるほどで、土日も先輩の森田や同僚の斉藤との付き合いでスケジュールは埋まっています。

 一方、潤には可愛い彼女・ナオがいます。ナオはOLです。潤とは対照的に、ナオは会社では上手く行っていません。セクハラまがいのことを受けることもしばしば。同僚は変な男性ばかりで辛い想いをしています。本来なら、恋人である潤が辛いナオを支えるべきかもしれません。しかし、潤は忙しすぎてナオに気を払うことができません。

 なかなか潤に会えないナオは、今度の日曜日に潤と会いたいと電話で伝えます。しかし、潤は会社の用事を理由に断ります。実は、今度の日曜日に会社の用事があるというのは嘘で、潤はナオのために婚約指輪を買いにいこうとしていました。嘘の理由は、ナオを喜ばせたかったからです。

第二幕 宝石店 : 現在

潤は婚約指輪を買いに、指輪店に入りました。そこの店員はすこし変わった、チャーミングな人。潤は、その店員に押されて、かなり無理をして188万円のダイアモンド指輪を買うことになりました。そんな幸せな潤の元に、電話がかかってきます。潤は電話をとるなり、落胆してその場に沈みます!?

第三幕 高校時代〜テスト前〜 : 過去

時はさかのぼり、舞台は潤の高校時代。ナオに想いを寄せる二人の高校生がいます。まず一人目は言うまでもなく、潤です。あともう一人は遼という名前の青年です。舞台は定期テスト前です。テストを控えた遼は、ナオと図書館で勉強しようと誘います。ナオはその誘いを受け入れました。そこに、潤が登場します。

潤は、英語が苦手です。うってかわって、ナオは英語が得意。そこで潤は英語を教えてもらうという口実で、ナオを図書館に誘います。さっき遼と図書館に行く約束を交わしたばかりのナオですが、快く潤の約束を受け入れてしまいます。遼はただただ指をくわえてその場をみることしかできませんでした。

二人が去った後、遼をなだめる友人がいました。彼の名前は真治。友情シーンと思いきや、英語の先生が遼と真治の前を通り過ぎます。英語のテストを簡単にしてほしいと頼む二人に、先生は無理!と一喝。さらに、遼は落ち込みます。でも、遼はナオのことで頭がいっぱいです。

第四幕 高校時代〜テスト後〜 : 過去

次は、図書館から帰ってくるナオと潤の場面。潤はナオに秘めている想いを伝えようとします。しかし、そこにテンション高めの樹が割り込んできます(なかなかいい役です)。自分の話に夢中の樹から、こっそり潤とナオは逃れます。そして、再度潤は試みます。そう、ナオへの告白です。潤は言います。「ナオが好きっちゃん(博多弁)」ナオは恥ずかしがっています。見ているほうがもっと恥ずかしいのですが・・・。ナオは、潤に告白されてもしばらく立ち止まったままです。潤は「返事を待っているから」と言い残してその場を去ろうとします。

立ち去りそうな潤にナオは精一杯の声で、「私も潤君が好き」と告白します。潤は「今なんて言った?」と返事します。「だーかーら、わたし潤君が好き!!」ナオは、潤の後ろまでジャンプして告白。意外と大胆です。潤は、「バーカ聞こえていたよ!」と返事。意地悪ですね。まあ、そんなこんなで二人は幸せになります。

第五幕 葬式 : 現在

時は戻ります。それは、ナオの葬式です。潤が受け取った電話は、ナオの死を知らせる電話だったのです。高校時代の仲間、英語の先生が集まり、ナオの死について話し合っています。先生によれば、ナオは自殺したらしいとのこと。それを聞いた遼・真治・樹はショックを受けます。遼は潤が放心状態なのを見て、たいへん心配しています。そこに、ナオの両親がやってきます。

ナオの母はかなりショックで涙を流しています。そして、それをなだめるナオの父。先生はその二人の様子を配慮して、葬式会場から立ち去ろうとします。他の皆が立ち去り、おろおろしている潤も立ち去ろうとしていました。その時、ナオの母は大声を出して潤を引き止めます。「どうして、ナオを支えてくれなかったの!ナオの母は叫びます。

実は、高校時代の仲間や先生は、潤とナオが付き合っていたことを知りませんでした。何故なら、潤が遼を配慮したためです。遼がナオを好きなことを知っていたから、言えなかった面もありますが。しかし、当然のことながらナオの両親は、二人の仲を知っていました。だから、ナオの母は潤がナオを支えなかったことに怒りを感じていたのです。

潤は、ナオが自殺して非常にショックなのに、ナオの母にどなられてさらにショックを受けます。そして、当然責任を感じます。しかし、ナオの母をナオの父がなだめ、潤はその場を後にします。

第六幕 葬式後の帰り道 : 現在

葬式会場から夜道を潤・遼・真治・樹は帰っています。帰り道の途中、潤は耐え切れなくなって、ナオと昔から付き合っていたこと、自分がナオを支えてあげられなかったこと、そしてその理由を会社が忙しかったこと、すべてを話しました。

すると、遼は潤に向かってどなりつけます。「俺だったら、絶対ナオの支えになっていた。どんなに忙しくても」そして、潤を地面にたたきつけます。樹と真治は、遼をとめにかかります。さらに、ショックをうけた潤は、それからしばらく会社も行かずに、家に引きこもります。

第七幕 最後の手紙 : 現在

ここから、舞台はクライマックスへ入ります。

遼はあの葬式から一ヶ月ぐらいたって、潤の住むマンションへとおとずれます。ノックをしても潤からは返事はありません。でも、遼にはわかります。潤がこのドアの向こうにいることが。遼にはどうしても伝えなければいけない事があります。それは、ナオが自殺前に残した潤への手紙のことです。それを聞いた潤は、ドアのほうへ歩みよります。でも、なかなか勇気がでなくてドアを開けられない。遼は潤からの反応もなく、その場を去ろうとします。

その時、潤は、「遼・・・」と一言だけつぶやきます。それを聞いていた遼は、すぐにドアの前へ戻ります。潤がドアを開けようとするやいなや、遼はドアを開けないでくれと潤に言います。遼の葛藤がそこにはあります。そして、遼はナオの手紙を潤に届けて立ち去ります。

手紙を手にした潤は、勇気を出して手紙を読み始めます。そして、その場に泣き崩れます。

第八幕 その後

それから数年後、潤はあのころのように一生懸命働いています。それを見た上司は、潤の姿をみて「元気になったな」とつぶやきます。そう言われた潤は、しばらく宙をみて考え事をして、また仕事へ戻ります。

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